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社会的インパクト

人種的平等

私たちは、熾烈な人種差別、偏見、社会構造的不平等の被害を長年受け続けてきた有色人種のコミュニティーと共に立ち続けます。差別の問題は時におぞましい暴力、時に社会的不正義というかたちで絶え間なく起き続けてきたものです。このような社会の構造的問題は特に目新しいものではありません。ジョージ・フロイド氏が不当に殺された事件も、人種差別という「病」がこの国に巣食っていることを私たちに改めて突きつけました。Riot Gamesは2019年にソーシャルインパクト基金を設立して以来、以前に増して人種差別と社会的不正義との戦いに取り組んできました。 

私たちは2020年に社会正義について述べた(英語)とおり、公平性の向上、マイノリティー経営者の中小企業向け投資、業界内の低代表グループへの機会提供、職場環境における偏見と差別の解決という各課題の是正に向けた取り組みに対し、ソーシャルインパクトインパクト基金を通じて100万米ドルの資金提供を実施してきました。この他には黒人社員向けの従業員リソースグループ「Riot Noir」を通じ、ACLU FoundationおよびThe Innocence Projectにそれぞれ5万米ドルの第一次助成金を支給しています。さらにD&I(多様性と包摂性)チームの協力のもと、私たちは内部/外部パートナーとも連携しながら、構造的人種差別/不平等の解消に取り組む団体の中でより大きな社会的インパクトを生み出せる団体を継続的に探しています。

そして2021年には黒人/ラテンアメリカ系ゲーム開発者人口の拡大に取り組むGameheadsColorStackという2つの非営利団体に支援を実施しています。また同年は、黒人/ラテンアメリカ系/ネイティブアメリカン系女性の格差解消を目指すReboot Representationとのパートナーシップが3周年を迎えています。いずれの団体も「低代表グループの人材がビデオゲーム/テクノロジー業界で活躍できる道を作り、広げていく」という共通の目標を掲げており、有色人種の若者が活躍する上で必要となるテクノロジースキル/生活技能を身に着ける支援や、コンピューターサイエンス学位を取得する上で障害となっている要因の排除に取り組んでいます。 

そして2022年は、SoLa Impact’s I CAN Foundationに対する200万米ドル超の資金提供を発表。この資金はSoLa Impact’s Beehiveキャンパス内の「SoLa Technology and Entrepreneurship Center」(以後、「テックセンター」)建設・運営に用いられます。このテックセンターは黒人/褐色人種が軽視されてきた歴史を持つ南ロサンゼルスで、テクノロジー専門職、起業家、リーダーなどの職業で活躍する次世代の黒人/褐色人種人材を育成、訓練、開発することを目標としています。同センターでは毎年1000人以上の学生がプログラミングやゲームデザイン、eスポーツ、アニメーション、グラフィックデザイン、コーディング、デジタルコンテンツ制作のキャリア探索機会を得て、さらに起業や生活技能のトレーニングを受けていきます。費用は無料です。 

私たちは今後もBIPOC(黒人、先住民、有色人種)コミュニティーと連帯し、構造的な障壁を打ちこわし、社内でも外部でも格差を減らし、有色人種コミュニティーが能力を十全に発揮できる環境を築くべく尽力していきます。